離乳食の後期と呼ばれるこの時期は、だんだんと食べられるものや形状も増えてきます。
歯の本数も増えて、噛むのも上手になってきます。
色々な食感のものを用意して、その違いを楽しむことも大切です。
・食べ物の大きさによって「噛み切る→噛む」の流れができるか
・食べることに興味があるか
・食べ辛そうにしている食材はあるか
をチェックしましょう。
今回はおやつにもなる、もちもちの「いももち」をご紹介します。
・じゃが芋・・・1個(100g~120g)
・枝豆(冷凍で可!)・・・10粒程度
・片栗粉・・・大さじ1
・粉チーズ・・・小さじ1
・油・・・少々
(1)じゃが芋は皮をむいて4つに切ります。枝豆は豆を取りだし、薄皮も取ります。
(2)小鍋に水を入れてじゃが芋が柔らかくなるまで茹でます。最後に枝豆も一緒に加えてさっと茹でます。
(3)柔らかくなったら、水気を切ってボウルに移しすりこぎやフォークを使ってなめらかになるまで潰します。(枝豆は細かくならなくてもOKです)
(4)片栗粉と粉チーズを加えて粉ぽさがなくなるまでよく混ぜます。
(5)4等分にして細長い小判型に成形します。
(6)フライパンに油を少量入れて火にかけ、いももちを両面焼いていきます。
・食べた時に粉っぽくならないように、片栗粉はしっかり混ぜ込みましょう。
・枝豆は薄皮をむくことで茹で時間も短く、潰さなくても食べやすくなります。
・形を細長い形にすることで、手づかみでも食べやすくなります。
・枝豆以外にも、冷凍のコーンやミックスベジタブルを入れるアレンジもできます。
食べるのが上手になるぱくぱく期は、食への興味をどんどん持ってもらえるように、硬さや食材の種類、形にも気を配ってあげましょう!
あまり柔らかいものばかり与えていると、せっかく使えるようになった歯を使わずに飲み込むクセがついてしまいますので、適度に噛める固さのものを用意したり、大きさや長さを工夫して、「噛み切る」ことを習慣付けましょう。
今回ご紹介した枝豆いももちは、
・お芋のもちもち感
・枝豆のつぶつぶ感
・チーズの塩気と香り
・握りやすい形と柔らかさ
を楽しむことができます。
中身のアレンジも自由自在!
甘辛いタレで焼くと、大人のおつまみにもなりますよ。
お母さんやお父さんと一緒のものを食べられる、ということも赤ちゃんにとっては大切なことです。
一緒に食べて「美味しいね」「色が綺麗だね」と、食べ物に関して共有することも良いでしょう。
食事は美味しく、楽しく!
これは大人も子供も同じです。
家族みんなで食事の時間を楽しみましょう♪
(2014/4/15 管理栄養士・磯村優貴恵)