離乳食が始まって2ヶ月経ったもぐもぐ期は、「ごっくん」も上手になり、次のステップへ進む時期。
まずは、
・上手にごっくん出来ているか
・食べることを嫌がらないか
・食欲はあるか
をチェックしましょう。
赤ちゃんの口の動きは、前からだけでなく横から見ることによって、喉の動きがよりよく見えるようになります。
この時期から、1日2回となります。
今回も、エネルギー源の基本となる「おかゆ」をご紹介します。
お米・・・1/4カップ
水・・・350cc
※7倍がゆは、お米:水=1:7の割合で炊きます。
(1)お米をさっと洗います。
(2)小鍋に(1)の米と水を入れて、20分吸水させます。
(3)蓋をして強火にし、沸騰したらごく弱火にして20分コトコト煮ます。
※その後10分蒸らします。
(4)お米の芯がなくなったことを確認して、完成です!
・もぐもぐ期は、舌と上あごを使って食べ物を「もぐもぐ」してからごっくんする時期です。
・お粥をはじめとした食べ物のやわらかさは、指でつまむと簡単に潰れる程度で、豆腐が目安となります。
・1回の食事で与えるおかゆは、50~80gが目安となります。(写真は70gです。)
・赤ちゃんの口を横からみて、「もぐもぐ」動いているかチェックしましょう。
・お米の粒を嫌がるようであれば、軽くすりつぶしてあげましょう。
・「蒸らし」を十分に行うことで、お米の中心までしっかりと火を通すことができます。
7~8ヶ月は、舌を使って「潰す」ための「もぐもぐ期」です。
「ごっくん」することにも慣れてきたこの時期は、1日2回が目安となります。
慣れてくると、「たくさん食べて欲しい!」と思い、いつの間にかスプーンにのせる「ひとさじ」の量が多くなってしまいがちです。
一度にたくさんの量が口に入ると、食べるのが嫌になってしまうことがあります。
「同じお粥なのに、今日は全然進まない・・・」というお悩みがある場合は、「ひとさじ」の量を見直してみてくださいね。
また、この時期はお母さんが持っているスプーンに興味を示し始めます。
興味を示したら、赤ちゃんが自分でスプーンを使えなくても、食事中はスプーンを握らせてあげましょう。
もぐもぐ期は、新しい口の動きとなります。
お母さんも一緒に、口を「もぐもぐ」して見せてあげることも大切です。
なかなか粒のあるものを食べない、という時がありますが、やはり食材の形態が変わるのは赤ちゃんにとっては大きな変化です。
そのような時は、無理に粒のあるお粥を食べさせずに、一度すりつぶしてごっくん期のようにペースト状にしてもOKです。
なれるまでには個人差がありますので、ゆっくりと赤ちゃんのペースにあわせて進めていきましょう。
食事の時間をゆっくりとる、というのも上手に離乳食を進めるためのポイントです。
赤ちゃんの食事の時間を、親子で一緒に楽しみましょう。
(2014/1/14 管理栄養士・磯村優貴恵)