赤ちゃんが生まれてから約半年。
いよいよ離乳食をはじめる時期がやってきました。
しかし、焦りは禁物。
・5ヶ月は過ぎているか
・首がしっかりすわり、支えてあげると座れるか
・食べ物を目で追ったり、周りの大人が食べているときにきにしたりと、食べ物に興味を持つか
まずはこの3点をチェックしてみましょう。
クリアしたら離乳食開始の合図です!
初めての離乳食のメニューにオススメなのが「米がゆ」です。
これは消化機能が未発達の赤ちゃんの胃腸にとって負担が少なく、かつアレルギーの心配も少ないからです。
焦らずゆっくり最初のひとさじを始めましょう。
お米・・・大さじ1
水・・・150cc
(1)お米をさっと洗います。
(2)小鍋に(1)の米と水を入れて20分吸水させます。
(3)蓋をして強火にし、沸騰したらごく弱火にして30~40分コトコト煮ます。
その後10分蒸らします。
※火力の違いによって、途中水分がなくなりそうになりますが、その時は大さじ1のお水を足してください。
(4)お米の芯がなくなったことを確認して、すり鉢に移しなめらかになるまですります。
粒が見えなくなったら完成です!
・初めての離乳食は「食べる」というよりは「ものを飲み込む」訓練です。
できるだけなめらかな食感に仕上げましょう。
・お米を洗う時は茶こしを使って洗うと少ない量でも上手に洗えます。
・ミキサーなどの調理器具を使ってもOKです。
・「蒸らし」を十分に行うことで、お米の中心までしっかりと火を通すことができます。
・玄米は食物繊維が多いので、消化機能が発達していない赤ちゃんにとっては負担になります。
柔らかい白米から始めましょう。
離乳食は大きく4段階に分かれます。
5~6ヶ月は「飲み込む」ための「ごっくん期」
7~8ヶ月は舌を使って「潰す」ための「もぐもぐ期」
9~11ヶ月は小さい塊を「噛む」ための「かみかみ期」
1歳~1歳半は舌や歯をうまく使って「食べる」ための「パクパク期」
もちろん、赤ちゃんによって個人差は大きくこの通りにいかなくても焦ることはありません。
お母さんが赤ちゃんの健康状態や成長状況をしっかり見てあげて、無理のないペースでゆっくりと進めていきましょう。
特に5~6ヶ月の最初のひとさじは、栄養を摂り入れるためではなく、母乳以外のものを飲み込む練習です。
上手に「ごっくん」できたら「上手だね!」「おいしいね!」と褒めてあげることも忘れずに!
「食事=楽しい!」ということを伝えることも、離乳食において重要な「食育」です。
(2013/12/24 管理栄養士・磯村優貴恵)