ぱくぱく期は、離乳食の後期で、1日3回の食事が定着する時期です。
前歯を使って食べ物を「噛み切る」ことができるのも大きな特徴です。
まずは
・前歯を使っているか
・食べ物の大きさによって「噛み切る→噛む」の流れができるか
・食べることに興味があるか
をチェックしましょう。
今回はおかゆが一歩進化した「軟飯」をご紹介します。
お米・・・1/2カップ
水・・・1カップ
※軟飯は、お米:水=1:2の割合で炊きます。
(1)お米をさっと洗います。
(2)小鍋に(1)の米と水を入れて、20~30分吸水させます。
(3)蓋をして強火にし、沸騰したらごく弱火にして10分コトコト煮ます。
※その後10分蒸らします。
(4)お米の芯がなくなったことを確認して、完成です!
・ぱくぱく期は、前歯を使って「噛み切る」ことができる時期です。
・1回の食事で与える軟飯は、90gが目安となります。
・「蒸らし」を十分に行うことで、お米の中心までしっかりと火を通すことができます。
・あごの発達に合わせて、食材の切り方にも工夫をして様々な大きさの食材を使いましょう。
ちょっとしたアレンジで、見た目も可愛いおにぎりに!
軟飯になると形を整えることができるようになります。
手の動きも発達してくるこの時期は、手づかみでも食べられるおにぎりもオススメです。
中身の具を工夫すると色が綺麗に仕上がるだけでなく、味の変化も楽しめます。
軟飯・・・90g
鮭フレーク・・・小さじ1
青のり・・・小さじ1/4
すりごま・・・小さじ1/4
軟飯を3等分にし、それぞれ鮭フレーク、青のり、すりごまを混ぜます。
※1種類で2つのおにぎりを作ります。
※ラップを使うと衛生的で形も整えやすいです。
ぱくぱく期は、離乳食から大人の食事を取り分けて食べられるようになるくらいまでの間の時期です。
また、手づかみも上手になります。
しかし、あまりにも大きなままだと、噛みにくくなり、食べることを嫌がる原因にもなります。
今回のおにぎりのように、「掴めるけれど一口では食べられない」という大きさにすることで、一度前歯で噛み切る、ということを覚えます。
また、食材の硬さも急に固くしすぎず、1食のメニューの中で、硬いものや柔らかい物など、様々なバリエーションがあるとよいでしょう。
食べられる食材や硬さには個人差がありますので、ゆっくりと赤ちゃんのペースにあわせて進めていきましょう。
(2014/2/18 管理栄養士・磯村優貴恵)