ゴックンが上手にできるようになり、1日2回の離乳食が始まったら、食材にもこだわりを持ちましょう!
もちろん、今までどおりに
・上手にごっくん出来ているか
・食べることを嫌がらないか
・食欲はあるか
を見てあげてくださいね。
今回は食材そのものに優しい風味があるものを使って、素材本来の味を楽しめる「お芋とツナのサラダ」をご紹介します。
さつま芋・・・40g(皮をむいて30g)
ツナ(ノンオイル水煮)・・・10g
青のり・・・ひとつまみ
水・・・大さじ1
(1)さつま芋は、1~2cmの輪切りにして皮をむき、柔らかくなるまでコトコト茹でます。
(2)ツナは、フォークなどで細かくほぐします。
(3)さつま芋が柔らかくなったら、水を加えてフォークでなめらかになるまで潰します。
(4)ツナとさつま芋を混ぜ合わせて器に盛り、青のりをかけて完成です!
・さつま芋は電子レンジでも柔らかくすることが可能ですが、茹でる・蒸すなど、「ゆっくりと加熱をする」と甘味がぐっと増します。
・さつま芋を潰す際は水以外に、ミルクでもOKです。
粉ミルク自体にも栄養がたっぷり含まれているので、少食が気になる赤ちゃんにはミルクでのばす方がおすすめです。
・ツナは一見食べやすい食材ですが、小さな塊でもこの時期の赤ちゃんにとってはまだまだ食べづらい大きさですので、必ず細かくほぐしてあげましょう。
・青のりは風味付けですので少量で、中に混ぜ込んでもOKです。
まだまだ塊を食べるのが難しいこの時期は、食材のかたさに十分注意をしましょう。
「新しい食材を嫌がる」「最近食べてくれなくなった・・・」
というお悩みの原因は、もしかしたら食材の「かたさ」にあるのかもしれません。
今回のさつま芋やツナも、大人にとっては柔らかくて少々の塊でも問題なく食べられる食材です。
しかし、細かい繊維や塊は、まだまだ赤ちゃんにとっては難題なのです。
・しっかり火を通す
・細かくほぐす
このことを忘れずに行ってくださいね。
さつま芋は大事なエネルギー源であるとともに、ビタミンCも含みます。
ビタミンCと聞くと、「熱に弱い」というイメージがあるかもしれませんが、さつまいものビタミンCは比較的熱に強いという特徴があります。
さらに、甘味もあるので赤ちゃんに好かれやすい食材です。
皮の部分は赤ちゃんにとってはまだまだ固く、消化不良の原因にもなりますので取り除いてあげましょう。
ツナは良質なタンパク質源ですので、丈夫なカラダ作りには欠かせません。
青のりで風味を付けることで、「いつもと違うぞ!」「おいしい!」と食材の違いを感じることができます。
味付けがほとんどない離乳食だからこそ、食材の旨みを活かしたごはん作りを心がけましょう。
この時期に身に付いた味覚というのは、一生モノになりますよ♪
(2014/3/17 管理栄養士・磯村優貴恵)